瀬戸の滝  (廿日市市)

瀬戸の滝

広島県の代表的な滝のひとつで廿日市市吉和にあります。原生林に囲まれた標高1319mの十方山の南斜面、標高約600mに位置し、二段滝で別名咬龍の滝とも言われています。滝見道を約800m上るとこの滝を見ることができます。広島県有数の名瀑と言われハイキングや登山コースとなっています

駐車場も広く公衆トイレも設置されています。1駐車場に車は5台ほど止まっています

「瀬戸の滝」まで800mの立て札あり。川沿いに設けられた遊歩道を上流に向かって進む。クマ注意の張り紙あり

最初の橋を渡る。綺麗な清流の流れにホッとします


遊歩道入り口付近では見かけなかった残雪ですが、上流に進むにつれて雪の量が多くなってきました。一抹の不安を抱えながら進みます

川に横たわる倒木に深い森の中にいることを感じます

不安は的中!2つ目の橋付近で一人の男性に遭遇。ばっちり冬山登山のスタイル。私たちを見て”この先危険だと思ったら引き返したほうがいいですよ”ハイキング気分で滝見に訪れていたものだから、ラフな恰好を見てあきれたのでしょうね

雪の量は段々多くなり遊歩道は雪に埋もれ見えません。すれ違った人が付けた足跡の上を一歩一歩踏みしめて歩くのですが、ちょっと間違うと膝までズボッと入ってしまって、もがき苦しむ。ジーンズは重たくなるし、スニーカーはビショビショ。泣きたくなるほどつらくなりますが滝はもうすぐ。引き返すより進むほうがはるかに楽なの

雪解けした僅かな歩道を進むと木々の間から轟音が聞こえ瀬戸の滝が見えてきました

さ19mの上段(わずかにしか見えません)と高さ約28mの下段の2段滝。滝の前の展望台に立つと顔に水しぶきがかかるほど勢いがあり、スケールの大きな見ごたえのある滝です

帰りは雪で沢に滑り落ちないように慎重にゆっくり下山しました(往復1時間はたっぷりかかりました)。もう冬山はこりごりです  (2017年3月18日)