周南市中須北棚田へは前回田んぼに水が入った頃訪れ、見渡す限り見事な田園風景が広がる景色に感動し、稲が田んぼを緑豊かにし始めたころもう一度訪れてみたいと思っていました。梅雨の間の雨上がりの日に「やまぐちの棚田20選」にも選ばれている美しい棚田に出かけてみました
丘の陰になったり谷が異なったりするため、全てを一望にすることはできませんが、壮大な棚田がどこまでもひろがっています
前回とは違い稲が青々と輝き緑のビロードの絨毯を敷き詰めたような風景に変わっていました。四季を通し様々に表情を変えて行く棚田、今は緑の力強さを感じます
棚田の一番高いところから眺める!これだけ広い棚田なのに休耕田を見かけなかったように思います。何処も過疎化、高齢化が進むなかにあり、「棚田清流の会」を中心に地区住民が協力して棚田の保全に取り組んできたり、色々な催しを企画したりと多彩な活動をされて努力されているそうです
棚田オーナー制度を設け都市住民との交流を図っているため休耕田が少ないのでしょう。棚田の中を流れる川の水は豊富で、棚田を囲むように農道も整備されています
棚田への集落の入り口には大きな案内板が設置されています。そのなかに「くらしがいをみつけられる郷」というキャッチフレーズが書かれており地域の住民の方の熱い思いが伝わってきます
自然に囲まれた美しい棚田の景観をいつまでも絶やすことなく守ってほしいと痛感します
里山の自然と、きれいな水、盆地特有の寒暖の差が美味しい中須米を育てているのでしょう。収穫されたお米は「泣かす米」と名付けられているそうです。黄金色に実ったころ三度訪ねたいと思います。稲刈りの頃、邪魔にならないように撮影させていただきます (2021年7月3日)