中須北の棚田・はぜかけの頃 (周南市)  

中須北の棚田 ~はぜかけの頃~

周南市の市街地から北東に位置する中須北区に広がるすり鉢状の棚田では、自然と調和した美しい棚田の景観が見られます。特に秋には一帯で「はぜかけ」が行われ、昔ながらの稲刈り風景を見ることができます

棚田のあちらこちらでは稲刈り風景が見られます。刈り取った稲は「はぜかけ」天日干しにゆっくりと乾燥させます。手間暇をかけ美味しいはぜかけ棚田米「米っ棚(まいったな)」に育てていきます



里山特有の自然と、きれいな水と盆地特有の寒暖の差が育てるお米は減農薬米です

彼岸花とのコラボもいい光景です





古くから守 られてきた棚田を維持し保全活動に取りく組んでおられるのはこの地に住む5集落の皆さん。休耕田を無くすため棚田オーナー制度を設けたり、地区外の人との農業体験交流会を開くなどして美しい景観を守っておられるようです。季節ごとに変わる棚田の風景に出会いたくて度々訪れました







5月の水鏡の頃に初めて見た広大な棚田の様子に感動し魅了されました。稲が成長しビロードの絨毯を敷き詰めた頃、稲穂が黄金色にキラキラ輝く頃と、そして稲刈り、はぜかけと追いかけてみました。それぞれに違った趣があり、里山の自然に癒されました

この美しい景観を見るため、地区外から多くの人が訪 れるようです (2021年9月20日)