歴史のまちなみを散策

花菖蒲が彩りを添え、鯉が堀割に泳ぐ殿町通リ、昔ながらのたたずまいを見せる商家が立ち並ぶ祇園町、本町通リに、懐かしさを探しながら歩いてみました

No.2

  • 鯉の米屋 昭和初期津和野を鯉の町にさせた米屋さん。声をかけて裏庭にお邪魔すると、立派な錦鯉が何十匹も泳いでいました


  • 江戸時代そのままの道巾で、津和野駅前の鉄砲町から祇園町、本町、 殿町の家老多胡家や大岡家の長屋門などを通り、八坂神社まで続く

風情ある石畳の本町通りは、和菓子屋、和風民芸店、土産物屋、蔵元などが立ち並び、昔ながらの風情が残っています

広々とした店内で、全国各地から集めた陶器などを販売。お洒落なお店でした

海老舎正月庵
醤油醸造業として歴史を築いてきた築後180年以上の建物を利用した趣のある店


白壁と塀と錦鯉の殿町通リ。津和野観光のメーンストリートで、昔の門構えとなまこ壁の家が並んでいます。初夏には白や紫の花菖蒲が咲き、華やかになるそうです

津和野カトリック教会   内部は畳敷きで、鮮やかなステンドグラスが印象的な石造りの教会。殿町通りの中ほどにあるこの教会は1931年(昭6)に再建された

津和野町役場            津和野庁舎

  • 藩校養老館 森鴎外や西周など優秀な人材を輩出した藩校

  • 多胡家老門 長く家老職を務め藩に貢献した武家屋敷門


  • 津和野、山口間を走るSL「やまぐち号」に乗りレトロな旅を楽しんだり、また津和野出身の画家「安野光雅」の美術館で芸術に触れることもできます

駅より歩いて2、3分のところにある食事処・みのや。ぜんざい(黒米入りのお餅が入っている)\550 よもぎ団子(あん、きな粉、しょうゆ)\400

曹洞宗の寺院で、お坊さんの就業道場があったそうです。津和野藩の代々の菩提寺でもある...

県指定有形文化財に指定。今も総茅葺の本堂が残っていて、荘厳な姿を見せています

  • 森 林太郎と彫られた森鴎外のお墓もここ永明寺(ようめい寺)にあります

駅の裏手の急な山道を登ったところにありる。多くのキリシタン教徒が流人として長崎から送り込まれ殉教した。そのキリシタン殉教者たちを追悼するため建立された教会。毎年5月3日の乙女峠まつりでは、野外ミサが行われるそうです

殉教された37名の姿を刻んだ石碑や、三尺牢に閉じ込められた信者の安太郎と、その前に現れたマリア様の像、古井戸や台所流し場などの跡も見られます。キリシタン殉教の悲話が伝わるマリア聖堂は、美しく神秘的で物哀しいところです

文明開化の推進に多大な功績を残した明治の啓蒙思想家。「哲学」「感覚」などの言葉を生みだした

日本で唯一つ原形を残している馬場で、毎年4月には流鏑馬神事が行われる

薄く平らに焼き上げた生地に、こしあんを巻いた和菓子で、津和野に伝わる歴史ある銘菓・源氏巻。焼き方を窓越しに見学できます

小さな町に沢山の史跡があり、それぞれに時代の風情が感じられます。これから晩秋を迎える町は、霧に包まれる日が多くなるそうです。墨絵の世界もまた美しいことでしょう。もう一度行きたくなるそんな気持ちにさせたくれる魅力的な町でした   (2015年11月7日)