山口市観光

アメリカのニューヨーク・タイムズ紙が発表した「2024年に行くべき52カ所」で、世界各地の旅行先の中で 山口市 が3番目に選ばれました。室町時代には大内弘世が山口市を大内氏の本拠としたことで発展し「西ノ京」と言われ歴史が息づき情緒あふれる町です (2020年4月撮影)

ーー 瑠璃光寺 ーー

山口市の観光のシンボルで国宝・五重塔がある 瑠璃光寺 は香山公園内にあり露山堂、枕流亭などの史跡が点在し、公園内には大内弘世の銅像など見どころが多くあります



日本三名塔に数えられる国宝  瑠璃光寺五重塔 は、応永の乱で戦死した大内義弘の菩提を弔うため、弟の盛見が建立しました。高さは31.2メートルで、屋根は檜皮葺(ひわだぶき)の日本古来の伝統的手法で作られています。現在は約70年ぶりとなる大改修中です



大内義弘の菩提寺の保寧山瑠璃光寺は、五重塔を有する曹洞宗の寺院

園内には、約170本の桜が咲き誇り、その美しさから桜の名所100選に選ばれています (2020年4月撮影)

ーー 洞春寺 ーー

香山公園近くには、毛利元就の菩提寺 洞春寺 があります。国指定重要文化財に指定されている山門は奈良時代から造られるようになったもっとも格式の高い門であり、全国でも数少ない貴重なものだそうです

山口市指定重要文化財に指定の鐘楼門

観音堂 は国指定重要文化財に指定されています。観音堂は室町時代からのまま残っていましたが、老朽化が激しく改築されたようです



境内にある水の上窯。萩焼で修行をされた陶芸家さんで陶芸体験もでき、作品の購入もできます

ーー 常栄寺 ーー


常栄寺 は大内氏ゆかりの寺院で、本堂裏にある主庭園は室町時代の日本画家・雪舟の作庭と言われる「 雪舟庭 」があります。拝観料:大人300円、中高:200円





常栄寺は約500年前に建てられた大内政弘の別邸として建てたもので庭は雪舟に依頼して築庭させたものといわれ広さが約 900坪。三方が山林、南側には中央に池泉を配置した、池泉廻遊式庭園で日本庭園の代表作として大正15年に国の史跡・名勝に指定されています

本堂の前には、海をイメージした白砂に苔を配した枯山水の庭園・ 南溟庭 があります。どちらの庭園も素晴らしく眺めていると気持ちが落ち着き癒されます

ーー 龍福寺 ーー


毛利元就の長男・隆元が、養父の大内義隆の菩提寺として建立した龍福寺。門から境内までの参道の両側には色づいたもみじがつらなり色鮮やか紅葉のトンネルとなります。本堂は国の重要文化財に指定されています (2017年12月撮影)

ーー 山口ザビエル記聖堂 ーー

昭和27年にサビエルが山口を訪れてから400年を記念して建てられました。内部にはサビエルの一生を描いた美しいステンドグラスがあります (2020年4月撮影)

ーー 龍蔵寺 ーー

698年に創建で山口市で1番古いお寺です。境内には、樹齢900年で日本一の高さを持つ国指定天然記念物の大いちょうや、名勝鼓の滝などがあり、牡丹の寺としても知られている (2017年12月撮影)

ーー 湯田温泉 ーー

白狐が見つけたという豊富な湯量を誇る天然温泉は、JR新山口駅から約20分ほどのところにあります。無色透明のアルカリ性単純泉のお肌に優しい泉質 (2016年9月撮影)

ーー 長門峡 ーー

萩市から山口市にまたがる総延長約12㎞の阿武川沿いの美しい渓谷で、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と四季折々に美しい姿を見せてくれます山口県は都道府県魅力度ランキングでも上位に入ることは滅多になく、旅行先に選ぶ人が少ない地域ですが、今回リストの3番目に選ばれたことは意外でした。「西ノ京」と言われ、京都ほどオーバーツ―リズムにならず、ゆっくり自然や観光スポットを巡ることができるのも魅力の一つです (2017年11月撮影) (2024年3月31日)