ひがん花の里 2024

島根県吉賀町藏木地区の栗園のなかには、ひがん花の自生地があり、毎年ひがん花の開花に合わせてひがん花祭りが開催されています。今年は猛暑の影響で例年より1週間から10日ほど遅れて咲き始め、見頃を迎えています

栗園の広さはおよそ3ヘクタール。栗園全体に花が咲き、遊歩道を散策しながら花を観賞できるよう地域の住民の方々が草刈りなどの手入れを続けてこられたそうです





まだ蕾も多く見られるのですが真っ赤なじゅうたんを思わせる光景が広がり、訪れた人たは思い思いに写真を撮り楽しんでいます。開花から1週間(10月初旬)が見頃だそうです


ごみの不法投棄が多発していたクリ園でしたが、整備を始めたところ自生していた彼岸花が繁殖し、美しい花を咲かせるようになり、県内外から多くの観光客が訪れるひがん花の名所になったそうです



栗の木の下一面には鮮やかなひがん花が咲き乱れ、木々の緑とのコントラストも綺麗です。これだけの花を一度に見ることができるのはとても感激です

ひがん花は多年草の植物で開花した後、晩秋に葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという特徴があり、別名「曼殊沙華」と言われています

中国自動車道高架橋下のトンネルを通過すると「ひがん花ロード」があり、日陰のため燃えるようなひがん花が広がっています



満開ではないのですが、華やかで綺麗です。球根に毒を含んでいることから農作物やお墓を荒らす動物から守るために水田の畦や墓地に多く植えられていると言われます





中国地方でも随一といわれるひがん花の群生地はあたり一面真っ赤でとても綺麗でした  (2024年9月28日)