広島市佐伯区湯来町大字多田にある温泉で、近くにある湯の山温泉とともに湯来・湯の山温泉とも称されています。 打尾谷川沿いに温泉街が広がり 国民宿舎「湯来ロッジ」のほか、旅館が3軒存在し「広島の奥座敷」ともいわれています。開湯は1500年前で伝説では白鷺が傷を癒しているところを発見したとされる。慶長年間には芸陽唯一の温泉場として賑わっていたそうです
国道433号沿いにある桜の名所で散策道沿いに川柳、俳句の旬碑やボケ封じ観音、各種の地蔵様が建立してあり、ドライブの休憩場所として立ち寄る人が多くいます
初めに湯来町にある温泉の一つで自然に恵まれた歴史ある湯治場・湯の山温泉を訪ねてみました。807年に発見され、江戸 時代には広島藩主浅野家の湯治場として愛用されていました。自然湧出の湯で、古来より湧き続け「湯の山明神霊験の湯」として 信仰された湯治場
温泉街には、こじんまりと した民宿が点在し、途中に足湯もあります。下左:山の幸いっぱいの手料理が自慢の民宿 「あさ川」、下中:湯の山温泉の 源泉を加温した浴槽と源泉(23.8℃)そのままの浴槽がある森井旅館、下右:地上4mの岩盤から噴き出す打たせ湯が特徴の湯の山温泉館。小さな温泉地ですがとても風情を感じました
湯の山明神社 1748年、入湯者が増した事により建立されたそうで、1750年に現社殿が完成したらしい
山道の石段を昇り詰めると、拝殿(上)この拝殿は寛延3年藩主浅野吉長が創建。拝殿の後ろ側の石段を上がると本殿(下)にたどり着きます。拝殿、本殿とも国の重要有形民俗文化財で広島県史跡に指定されています。数日前に降った雪が屋根には残ってます
今から1,500年前に発見されたと伝えられ、打尾谷川沿いに温泉街が広がる。中国山地の山峡に湧く名湯で無色、透明、無臭の透き通った良質の温泉。古民家satoyamaは町の古民家にもう一度賑わいを呼び戻したいと2011年よりここを拠点に古民家再生プロジェクトを始動。餅つきをしたり、草木染教室などを開催
木造建築の瓦屋根で旅館らしい風情を残して いるのが 右上:旅館藤之家(去年12月に営業をやめた)で温泉街の入り口にある。目の前の赤い橋が温泉地の雰囲気を見せています。 カジカの鳴き声や初夏にはホタルが飛び交う打尾谷川の渓流に沿ってひっそりと伸びた温泉街のいちばん奥まったあたりにあるのが 右下:「河鹿荘」現在営業しているのはこの一軒のみ。ピーク時には10軒あったそうです
広島市国民宿舎 湯来ロッジ 平成21年11月リニュ−アルオープン!ラジュウム豊富な源泉かけ流しで館内には売店や特産のジエビ料理(鹿、イノシシ、熊などの肉)やこんにゃく料理を味わえるレストランがあり、湯来伝統の神楽の実演を鑑賞できる。足湯の設備もあります
ランチをいただきに団栗亭に立ち寄る。地元では喫茶店なのですが定食の種類も多く、ボリュームがあり、おまけにリーズナブル価格でかなり有名なお店だそうです。店内はカウンター席、テーブル席、お座敷と広くゆったりしてます。 白身魚とエビのフライセット \880 しょうが焼きセット \980
久保アグリファーム 団栗亭より5分。ミルクロードを走ると砂谷牛乳の原料となる生乳を作っっている広大な牧場が現れます。牧場内 には、生乳を使用したジェラート工房「アルトピアーノ」があり、牧草地の緑いっぱいの中で美味しいジェラードやミルク、コーヒー、バスケットサンドなどを頂けます。牛舎にも自由に出入りできます
時折雪が舞う寒い日でした。山間の静かな温泉街は廿日市駅から車で40分ほどののどかで自然を満喫できるところです。温泉以外にもたくさんのお店が点在しています。ここでしか味わえないチョウザメ創作料理の店、野菜を中心にした田舎料理の店、皮公房、創作鉄工房、優しい風合いの焼き物の店、かわいくてお洒落で素敵なカフェなどさまざまな気になるお店が湯来、湯の山温泉界隈にはあります。ラドンのお湯に緑の山々、ほっこり温かい気持ちになれます (2018年2月4日)