本州最西端に位置する海峡都市・下関は関門海峡北岸に面し、山口県最大の人口を誇る。三方を海に囲まれ、自然に恵まれ、 豊かな歴史と文化に彩られ、数多くの史跡や文化財が残っています。また国際港として栄えたことから市内には異国情緒あふれる歴史的建造物が大切に保存されています。明治維新から30年を迎えた幕末・維新のまち下関。下関駅、唐戸、火の山、壇ノ浦界隈を歩いてみたいと思います
火の山エリア火の山は標高268mで山頂へはロープウェイか自動車専用道路の火の山パークウェイを使用。その山裾に火の山トルコチュウリップ園があります。トルコ共和国イスタンブール市とは同じ「海峡の町」として1972年5月16日に姉妹都市となり、平成19年に35周年を記念してイスタンブール市よりチューリップの球根5万球が送られたたことがきっかけで開園された公園で、みもすそ川町にあります
チュリップ園 はボスポラス海峡をイメージしたデザインを基本とし、イスタンプール市との友好を虹のかけ橋で表現しているそうです
一番下は、円型状の花壇にチューリップ、ビオラ、モルフィネが配色よく植えられています
二段目は川の流れのように並べられていて、すごい迫力で圧巻です
三段目、美しすぎて感激です。バレリーナ、ガボタなど日本では見ることのない珍しい品種のチューリップもあります
4段目、ロープウェイからはボスポラス海峡をかたどった“花の絵画”の全容を一望できるそうです
山すそを登って見下ろすと海峡の潮の流れを表現しているように見えます。チューリップ園全景と関門海峡の眺めを堪能でき、抜群のロケーションです
チューリップ園はそう広くはないのですが、チューリップなど花のグラデーションで遠近感があるように見えます。下関を訪れた一番の目的はこのトルコチュ‐リップ園で、関門海峡をバックに咲くチューリップは見とれてしまうほど美しく感動しました
壇ノ浦エリアみもすそ川公園 は、国道9号線と関門海峡に挟まれた場所に位置し、公園前に広がる海は関門海峡の一番狭まったところで「早鞆の瀬戸」といわれ、潮の流れが速く海の難所で源平合戦の最後の舞台となった壇ノ浦古戦場が見渡せます。幕末の下関戦争時に活躍した長州藩の砲台跡でもあります
原寸大に復元した大砲・5門のレプリカが海峡に向けて設置されています。うち一門は100円硬貨を投入すると発射音と煙の演出を楽しめます。近くで見ると大きく重厚感があります
古戦場後に建つ宮本武蔵と佐々木小次郎像。関門海峡を背に躍動感あふれる銅像です
関門海峡人道口
ももすそ川公園の国道9号を挟んで向かいにあります。関門国道トンネルは、全長3461.4m。歩いて本州と九州を行き来できる海底トンネルで地下約55メートルまでエレベーターで降りてから通行。海底で”県境をまたぐことができる場所として人気だそうです。 門 司 までは780m、約15分。世界的にも珍しい海底散歩ができるトンネルです
末広稲荷神社 朱い鳥居が連なっている。昔は遊郭街だったそうで、 壇ノ浦で敗れた平家の女官たちが平家一門の菩提を弔い遊女となったという説もあるそうです
関門橋 は山口県下関市と福岡県北九州市門司間の関門海峡を跨ぐ道路橋の名称で、全長1,068m、海面からの高さ61m。海峡の潮流をまたぐ姿はダイナミックで関門のシンボルです (2018年4月12日)