妹背の滝 2020(廿日市市)  

涼を求めて ‐妹背の滝‐

広島岩国道路大野ICから車で約1分ほどのところに宮島 厳島神社の摂社として、推古天皇11年(603年)によって建てられたと伝えられている大頭(おおがしら)神社があります。その境内の中を毛保川が流れ、木々に囲まれた林の中には 妹背の滝(雄滝・雌滝)の夫婦滝があります

神社の前の駐車場に車を止め、鳥居をくぐり境内へと進むと社務所が見えてきます。平日は駐車場に車を止めることができますが、夏休みには滝の下で水遊びができるのでとても混雑して駐車場に入りきれない車が沿道に長い列をつくりっています


手水舎から朱塗りの別鵜橋(べつあばし)を渡ると大頭神社の本殿が見えてきます。本殿前には、知らず知らずのうちに身についた「罪・穢れ(気枯れ)」を払い疫神退散・家内安全・諸業繁栄を祈願し茅の輪をくぐる夏越大祓式が7月24日(土)に行われたそうで。茅の輪は8月2日まで設えてあるそうです。一礼してくぐり、左回りに1周、右回りに一周くぐると茅の輪をくぐると疫病退散ができるそうです。境内の横を流れる毛保川の水は澄んでいてこの辺りは比較的浅いので水遊びには最適です。本殿では安産帯祭、初宮参り、七五三参り、成人式、家内安全祭、進学・入学などの祈願ができます。約1,400年の歴史のある由緒ある神社です

本殿から眺めた雌滝。晴天続きで水量は少ないいのですが50メートルの高さから緩やかに流れ落ちてくる繊細で優美な滝です。雨の降った翌日にはもう少流れも急になるのでしょうが・・・

幾千代橋の手前を左に登ると展望台があります。2つ目の朱塗りの橋・幾千代橋。この辺りまで来ると木々の木陰になり幾分涼しく感じます

展望台から見た雄滝。ここからの眺めも圧巻です。以前訪れたときはもう少し水量が多かったように思います。酷暑のうえに少雨の今夏、一抹の涼を味わえました

毛保川の川底は砂利で急な流れもないので小さい子供さんには最適な場所です。川エビや小さい魚がいるようです

            

雄滝は滝の水が落ちるすぐそばで水遊びができ深さも比較的浅く、家族で水遊びを満喫できる最高のスポットです。秋の紅葉も趣があり一年を通じて楽しめるところです


落差30メートルの雄滝は水しぶきをあげながら落ちてくる豪快で迫力満点の滝です。鳥居から僅かな時間でこれだけの凄い滝が簡単に見ることができ凄く感動しました

            

音を立てながら落ちてくる水は岩にはじかれ水しぶきとなり、マイナスイオンのしぶきがかかります。流れの先は深さは20センチほどの浅瀬になっています。水は冷たくて気持ちいい!

幾千代橋を渡り、雄滝とは違う方向に行く右側の石段を登ってみました。山道を歩くことこと10分ほどで滝の上側にある駐車場に着きました。途中、ちょっとした滝のような段差があり、澄んだ水と流れ落ちる水の音にひと時の涼しさをもらいました

創業100年以上の歴史を誇る小さな和菓子屋「妹背製菓」の妹背最中は全国菓子博覧会で4大会連続受賞した看板商品で、「妹背の滝」をイメージしたお菓子で小豆と抹茶の2種類の味が楽しめます。きんつばやあかね豆腐(わらび餅のような食感)も人気商品です  (2020年8月24日&2021年7月24日)