冠梅園 梅まつり2020

光市室積にある冠山総合公園内には梅の里「冠梅園」があります。園内には100種、約2000本の梅の木があり山口県を代表する梅の名所で、毎年2月中旬から3月上旬にかけて梅まつりが開催されています。梅まつりの期間中の毎週土・日曜日には 邦楽・舞踊・お茶席・JAZZコンサートなど多彩なイベントが行われます

梅の盆栽展]が開催中で、丹精込めて育てられた風情のある梅の鉢が並んでいます

地元の聖光高校綜合ビジネス科の生徒のみなさんが授業の一環で作成したポスターを一同に展示。梅の苗木も販売されています

日本庭園の修景池にはたくさんの鯉や亀がいます。頭の部分にカープのCやリボンの模様をつけたカープちゃん、リボンちゃんなどの名称の鯉がいたのですが見当たりませんでした



園内中央を流れる延長158mの水路には菖蒲が入れられています。水の流れるせせらぎの音が心地よく感じます

しだれ梅は8部咲きで可愛く優雅です

日本庭園から梅の里「冠梅園」を見上げると、山の斜面を覆い尽くすほどの梅の花はまだ咲いていません。例年より暖冬のせいか開花が早いとの情報を聞き訪れたのすがまだ5分咲きくらいかな?

梅園からは市街地や工場群、海が一望できます

まだ硬い蕾もあるのですが、梅の花は今が見ごろです

日本庭園や芝生広場が見えます。バーベキューなどが楽しめるオートキャンプ場や遊具のある子どもの広場などの施設があり、梅以外にも四季折々に楽しめる花木があります

梅にまつわる歌が詠まれた歌碑や俳句の書かれた石碑があちらこちらに置かれています


満開とはいかないまでも赤や白、薄紅の可愛らしい花と付けています。暖かい日が続けば数日中には満開になるでしょう・・・

冠梅園は一年で一番寒い時期に咲く淡い黄色の蝋細工のような花をつける蝋梅の名所でもあります


梅の里に隣接する冠天満宮は朱い冠橋を渡ったところにあります。学問の神様といわれる菅原道真が祀られています。菅原道真は、福岡の筑紫に向かう途中にこの地に立ち寄ったとされているそうです。菅原道真を祀る天満宮には、必ずといっていいほど牛の像と梅の木があります。梅の花を愛し、詠まれた和歌や漢詩も残され、家紋も「梅鉢」といって梅の花だそうです。丑年生まれだったことから牛を神に使いとして可愛がっていたそうです。菅原道真と梅と牛の関係が納得できました!

鳥居から本殿までは長い階段と石灯籠が続きます。参道脇にも梅の木が植えられており、境内の梅で作った梅干し「福梅」を販売。福梅は合格梅とも呼ばれ、梅干しを落とさずに家まで持って帰ると成就すると伝えられ、受験シーズンには合格祈願に訪れる受験生も多いそうです   (2020年2月17日)