広島県安芸太田町にある国の特別名勝に指定されている名峡。原始林に深く切り込んだ峡中には、大岸壁や滝、急流、深淵が連続し、見事な景観を造り出している。黒淵、猿飛、二段滝、三段滝、三ツ滝の5大景観が見どころ。.大小様々な滝、淵などがおりなす峡谷は必見で全長13kmに及ぶ。紅葉の時期は特に美しい
筒賀の大銀杏 途中立ち寄った大歳神社。その境内にそびえ立つ高さ48メートル、周囲8.2メートルのイチョウの巨樹。 県の天然記念物にも指定されています。推定樹齢1,100年を超す巨大な銀杏は見応え抜群で、イチョウの葉は散りかけで黄色いじゅうたんを敷き詰めたように綺麗でした
筒賀町から30分ほど、加計町にある日本庭園「吉水園」で、かやぶき屋根の建物や美しいもみじの庭園を見学できる秋の一般公開が開催されています。公開をお祝いし、加計の街全体で、様々な楽しい催しや、体験型イベントなどが開催され、商店街では 五サー 市 が催され、多くの人で賑わっていました。街ぐるみ博物館では、昔懐かしい木炭車や農具が展示されていました
吉水園 6月と11月の年2回しか一般公開されない歴史的な建造物。江戸時代半ばの加計隅屋16代当主 の佐々木八右衛門正任が山荘として建設したもの
建物内から眺め!モリアオガエルの生息地としても知られ、6月には木の枝に作られた泡沫状の巣が見られます
回遊式の小さな庭園ですが、江戸もみじが赤く色ずき趣のある日本庭園の美しい風景を見ることができます。県の名勝に指定されています
加計町から20分ほどで山水画の世界を徒歩で 楽しめる西日本有数の秘境 「三段峡」 に到着!原始林に深く切り込んだ峡中には、見事な景観が連続してあり中でも黒淵、猿飛、二段滝、三段滝、三ツ滝の5大景観が見どころ。今回は正面口(長淵)から黒淵までの2,7キロ(50分)を歩きます
下:竜の口 川床に大小無数の岩が横たわり、水はその間を蛇行しながら流れています
姉妹滝 山の中腹から流れ落ちる滝、繊細でしなやかに流れで落ちていて山水画を思わせます
もみじと清流に癒され、渓谷の美しさに感動しながら歩いています
上;兜岩 名のごとく兜に見える巨石
赤滝 赤レンガを積み重ねたような崖にかかる滝
庄兵衛岩 遊歩道が下部を貫いており、巨岩をノミでくり貫いた洞門は「庄兵衛くぐり」と呼ばれている
女夫淵(めおとぶち) 大小二つの淵が続き、夫婦のように見えることからこの名前がついたとされています。エメラルドグリーンの美しい淵
石樋(いしどい) 流紋岩の河床が200mにわたって水路のように続いている 蓬莱岩 70トンを越える巨岩
黒淵まで300mほど。切り立った大きな岩の懸崖に茂る老松や緑の樹々が風雅な趣を見せています。この先どんな風景と出会えるのかと、移り変わる景色を楽しみながら進みます。これより先は、平坦だった遊歩道が山道に変わります
黒淵への渡船場に着きました。船賃往復500円。船に乗船せずに遊歩道を進むと、1時間20分で3段滝、さらに水梨口に戻りそこから30分ほどで猿飛、2段滝に到着します。黒淵入り口駐車場から水梨口までシャトルバスが出ているのでそれを利用して3段滝、猿飛に行けます
水深が深くて黒く闇の様に見えることから 黒淵 と命名されてい ます。切り立った絶壁の間を進むこと約4分ほどで下船します。三段峡5大壮観の景勝地の一つで、原生林に囲まれて深い緑色の水をたたえている神秘的な絶景に感動します
黒淵荘 黒淵のほとりの茶店でやまめの塩焼きが絶品だそうです
やまめのつり橋 黒淵荘の先にある赤いつり橋。ゆらゆら揺れます
やまめの橋を渡り山を登ると展望台があり、黒淵を眼下に見ることができます
三段滝と二段滝
清流が3段になって落ちるさまはすばらしく、紅葉とのコントラストが美しく感動ものです。二段滝は、超秘境のため猿飛渡船に乗らないと行くことはできません。昼 間でも薄暗く神秘的な滝です
前回(2012年11月)は黒淵へのコースではなく、水梨口から三段滝、猿飛から渡し船に乗り二段滝に行き、あまりの景色の美しさに驚き、感動し来年は黒淵を是非訪ねたいと思ってましたが機会が無く何年もたってしまいました。何年か越しの念願が叶いました。三段峡 の最大のメインスポット「黒淵」までの遊歩道からは古木や奇岩が無数に点在し、まさにどの景観も美しく、見どころいっぱいの峡谷。遊歩道が整備されていて、徒歩でも渓谷美を楽しむことが できます。渓谷を流れる川は所によっては緩やかに、また急流になるなど様々な姿を見せてくれます。黒淵はまるで水墨画の世界でした (2017年11月11日)